ドメイン移管作業から学んだこと

ドメイン移管とは?

ドメイン移管という言葉は曖昧で、最初この作業を始めるときに知識がない状態の自分が使っていた言葉だが、きちんと意味わけすると2つの意味があった。

  1. ネームサーバの変更
  2. レジストラの変更

今回は結論から言うとレジストラの変更作業を行なった。

ネームサーバの変更とは

ネームサーバは特定のドメインDNS管理を行うサーバのことで、自由に設定できる。

AWS Route53のネームサーバを使えばそこのネームサーバの機能が使えるし、お名前.comのネームサーバを使えばそこの機能が使える。

レジストラの変更とは

レジストラとはドメイン管理業者のことであり、ドメイン所有者の代わりにドメインの管理を行う。レジストラになるには申請が必要で以下サイトで一覧確認できる程度には事業者は少ない。

指定事業者一覧 | JPドメイン名の登録 | JPRS

つまり、ドメインの管理事業者を変更すると言うこと。

なぜレジストラの変更が必要だったか

  1. 先方の用意したドメイン管理サービスではZone Apexが使えないが、Zone Apexでドメインを使えるようにしたいと言う要望だった
  2. 先方の用意したドメイン管理サービスではネームサーバの変更がポリシー上許容されていなかった。よってRoute53のネームサーバを設定するだけと言うわけには行かなかった。
  3. 管理されているドメインはそのサービス経由で取得されたこともあってレジストラがそのサービス会社となっていた。

Zone Apex・・・example.comなどwww.example.comのような~.がつかないドメインのこと。以下記事にもあるようにRoute53のエイリアスレコードのような仕組みがあればZone Apexをwebサーバに向けることもできるが、そのような機能を持たないDNSサービスもあるためwebサーバに向けるドメインサブドメインしか使えないと言うことがある。

blog.serverworks.co.jp

どのように対応したか

  1. 今回はレジストラの変更先としてDoレジを使用した。手順は以下URLの通り。

    『Doレジ』 レジストラ変更

  2. DoレジからネームサーバをRoute53のものに変更。
  3. 元のドメイン管理サービスに登録されていたメールサーバ情報なども移管して完了

最後に

作業自体はたいしたことはしていないが、先方の使っているドメイン管理サービスがあまり聞かないものだったため先方のドメインレジストラや契約状況の確認などに時間がかかった。。。

1ヶ月はなんだかんだかかる作業と見込んだ方がいいと思う。