最近感じているコツ
AIに思った通りの出力をさせるためのコツみたいなのが少しわかってきたのでまとめてみる。まだまだ遅れているなと思いつつひとまず現状についてメモ書きを残しておきたい気持ちになった。
以下記載のあたらしい開発サイクルを自分の中の土台とし、これに肉付けしていくことで改善サイクルを回していけそうな気がしている。
なにも目新しいことは書いていない点ご了承ください。
Agentic Coding の時に意識すること
- 現状分析をさせてレポートとして整理させる。
- コードを生成するなら公式ドキュメントなど質の高い情報をできるだけ渡す。
- 生成したいものに対してどういった指示をすればよいかを聞いて、不足情報があればさらにコンテキストを渡す。
- 方針をできるだけ固めた上で生成を指示する。
- 生成結果の正しさを自分自身にもう一度レビューさせる
ざっくりこんなステップでやるのが良いのかなと思う。これまでは一度の指示に参照リンクや指示をまとめて会話しながら実装をさせるスタイルをとりがちだったが、これだと会話が長くなるとコンテキストが失われていくので後半になるほど質が落ちたり、架空の論理の上で回答をし始めたりすることが多々あった。
ポイント2つ
おおきくこの以下2つを意識して指示ができると結果がかなり変わるなとここ最近感じている。
最終生成物の前に、現状分析レポートなどの中間生成物を出力すること。ここをいかに揃えることができるかが大事な気がする。
「まずは参照するデータを渡すことから始めましょう」みたいなのは初歩中の初歩なので「リポジトリのここのコードを参考にしてください」みたいなことはしていたのだが、現状分析レポートのような中間生成物をわざわざ生成してから最終的な指示をするといったことはやっていなかった。
これをやるようになってから質の高い出力になった気がしており、職場の先輩が出してくるAI出力の質に少し追いついた気がしている。(いままで自分の出力と他の人の出力の質の違いを感じていた)
ベストプラクティスや料金表の記載があるドキュメントを持ってきて渡す。
感覚的な話だが、以下図でいうところの「意識外(理解していないこと)」にあたる情報を収集する、させることができるかが重要と感じている。

意識外のもの(=まだ理解していない詳しい仕様)としては、ベストプラクティス・料金表・アンチパターン・AIに出させた確認すべき観点などが該当する。
こういったものを丁寧に探すか探させてから、レビューさせると人間の脳内メモリで処理できる限界を超えたレビューが返ってきて「人間ができないレベルの網羅性をAIの能力をフル活用して出力できているな」と感じられるアウトプットになる。
まだ途中だが、新しい開発サイクルが少し見えてきた
AI使って開発する文脈だとツールは色々あるとは思う。ただ個人的には各フェーズで最適なミニマムなツールを組み合わせて回せる方が柔軟性が高くていいなと感じている。
例えばtaktとかはかなりよい開発者体験だなと思ったのだが、よく作り込まれているだけにかなりトークンを食うし、そこまで作り込まれたものでなくとも十分なアウトプットが得られるのではないかと思っている。
そのため現状は以下のような流れでひとまず進めてみている。
- grill-meで要件定義
- ここがかなり重要。ドメインごとにさらに細かくgrill-meで深掘りするなどすればよりよい整理ができるので整理が甘いところに対して何度も実行するべき。
- setup
- CLAUDE.mdやAGENT.mdなどAgentic Codingを快適かつ質を高くするために様々な設定をしておく必要がある。
- SKILLやMCPなどもこのタイミングで入れておくのがよいし、MCPなんかはPlaywrightをこのタイミングで入れるなどしておけば以降のE2Eテストが捗るので、テストやインフラ構築を行うために便利なSKILLやMCPを入れておくのが良い。
- 3.ではテストの洗い出しなどを行なっていくので、テストの実行環境やCICDもこのタイミングで先に整備しておくと以降のテストをAIによる自己改善ループを回しやすくなる。
- テスト観点の洗い出し
- ここもAgentic Coding ネイティブなサイクルを行うにあたって重要になってくる。
- 考え方としては「ここで定義したテスト項目が全部通っていれば動作確認完了とみなして、リリースして良い」とできるくらいしっかりと洗い出す。
- ここのテスト観点は人間による観点の抜け漏れがないかのレビューをしっかり行うこと。
- 以下ではpm-ai-shipping/device-tests skillに頼って、grill-meで定義した要件を参考に必要なテストを洗い出してもらう想定の図になっている。

残課題
taktなど使っていれば仕様駆動のサイクルが自動で回るのだが、なんかもっとミニマムにやりたいなという気持ちがある。どういったものならしっくりくるかが自分の中で言語化できていないために自作もいまいちできていないが、大まかには仕様駆動のようにADR履歴を残していってくれる仕組みだけ整備したいと考えている。













